2012年10月1日月曜日

2007年 沖縄旅行記 第十二章 平和祈念公園


前回は天ぷらを食しました。
おいしい天ぷらを頬張りながら我らは南に進みます。
私が沖縄に訪れた際には必ず訪れないといけないと思っていた場所。
そう平和祈念公園に向かっています。





窓を開けると曇天。湿った暖かい空気が流れます。
こんな季節なのになんだか心地いい。

なんて美しい島なんだ。
この島で半世紀前に大激戦が行われたとは思えない...
穏やかな時間と風...
素朴なこの島の人々に、一度も外国と戦争をしたことのないこの島の人々に
深い悲しみを与えてしまったことは本当に辛いことだ...

暫く経つと平和祈念公園という看板が...
日本人たるや一度は訪れなければならない場所。
沖縄平和祈念公園に到着した。

<18:00 平和祈念公園 到着>




残念ながら既に資料館などは閉館していた。
しかし私たちは祈念モニュメントなどに足を運び合掌した。
なんとなくミサキさんの目が物悲しそうだった...。


ここは沖縄戦最大の激戦区であり、終焉の地だったそうだ。
沖縄県民を巻き込んでの壮絶な戦いは追い詰められていたせいなのか凝り固まった日本人の最後の抵抗を見せてくれる。
掛け違えたボタンは最後まで気づかないというが広島、長崎、東京大空襲、そして沖縄戦、この四つは本当に知るにつれ無残。

「ありがとうミサキさん 一度着てみたかったんだ。」平和祈念碑を呆然と眺めながらポロッと言葉に出すと彼女は...。

「うん...。きてくれてありがとう...。 
あぁ 風が気持ちいい...」


そういう彼女は今にも消えていなくなりそうだった。

15分ほど滞在し我らはその場所を離れた。
嘗て辛酸をなめた多くの御霊の冥福を祈りながら...。

<18:15 沖縄平和祈念公園 出発>

その後再び331号を我らは南下する。ひめゆりの塔を目指したのだが残念ながらもう時間的に敷地内に入ることが出来なかった。
また次回着たときにでも挨拶をしようと心に決め今回はあきらめた。

331号線は沖縄本島の南側、糸満市をぐるりと回り那覇につづいていた。
夜の331号線を僕とミサキさんは戦争の話、愛の話、平和の話、おじいさんおばあさんの会話などをしながら那覇に向かったのだった...。


<20:30 ホテル到着>

その日の晩、カナが友人の自宅に飲みに連れて行ってくれた。
その日の晩は遅くまで踊った。
楽しい晩だった。 今日は本当にいろんな時間をすごせた。

<2007年11月30日 1:00 就寝>

今回作成したMMDポーズデータをDLできます。


https://docs.google.com/open?id=0BwQDs72rXVp8aF8xa1ZGSDFsTUE
https://docs.google.com/open?id=0BwQDs72rXVp8NGl4ZHFYN1FEbDg


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