昨晩、幸せな時間が続いたためかその日の夜はぐっすり寝てしまい気づいたらもうお昼近かった。
ミサキから電話が入る。今回は携帯電話だ。
「KEMUさん おはよう! どんなぐあい?」
彼女は「準備はどう?」というのを「どんなぐあい?」と表現することが多い。
正直起きたばかりの僕だったけど彼女の小鳥が囀るような声にデレデレしながら
「うん、大丈夫だよ。直ぐ出れる」と適当なことを言ってしまった。
「じゃぁ後30分くらいで行くね。」 気遣ってくれたのか少し時間を遅く指定。
「ありがとう。待ってるね。」
今日カナは用事がありミサキだけが連れて行ってくれるようだ。
ありがたいことである。ということで今回は朝食。