2012年9月17日月曜日

2007年 沖縄旅行記 第十章 斎場御嶽(せいふううたき)


前回は守礼門と三跪九叩頭の礼について触れました。
今回は沖縄における、もう一つの世界遺産、斎場御嶽です。




ミサキさんの運転で車は南方に進路を取ります。
南風原町から沖縄県道86号南風原知念線に入ります。
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、沖縄刑務所を越えた辺り、太平洋に出る手前に陸橋、ニライカナイ橋があるんですがここが大変素晴らしい!!
その橋に差し掛かると眼前には美しいブルー。太平洋に向かう空の道なんです。もう是非レンタカーを借りて向かっていただきたい!
残念ながら写真には収められませんでしたがネットには多数UPされてますので是非ご覧ください。そして行ってください!

さてその86号線は国道331号線に当たります。そこを那覇、与那原方面に進路を変えそのまま数分向かうとそこに斎場御嶽入り口が見えてきます。
そこを左手に折れます。その先にあるのが見えてまいりました。斎場御嶽です!

<16:30 斎場御嶽 駐車場 到着>




駐車場に車を停め早速入場。
入場料を管理事務所で支払います。
多少の山間なので階段などを上りますがたいした距離ではありません。

斎場御嶽といえば沖縄最高の神域とされる場所。とても緊張します。
ついここを一箇所のように感じるのですがこの御嶽には六ヶ所の神域(イビ)があるようです。
そのうちのいくつかを写真撮影いたしました。

先ずこちらが道が二股に分かれる手前にある神域、大庫理(ウフグーイ)。最初の拝所、大広間や一番座という意味があるそうです。
台座は拝所です。



そして道を左手に折れるとそこには池がありますがここは砲弾池といい沖縄戦の時にアメリカの砲弾が着弾し出来た穴との事です。


大切な鍾乳石には当たらずその手前ぎりぎりに落ちるなんてさすが神域です。

その奥の突き当たりにあるのが神域、寄満(ユインチ)。「豊穣の満ち満ちた所」という意味があるそうです。


そして戻り、先ほどの分かれ道を左に行くとそこにあるのが有名で神聖な場所とされる三庫理(サングーイ)です。


この三庫理(サングーイ)の岩の間を通るとその先の拝所からは沖縄の神が降り立った島、久高島が見えるようになっています。
ミサキさんとその鍾乳石の間を通りましたが恐れを隠さずたとえるのならば彼女の後姿は琉球の創世神アマミキヨが存在したらこのような姿でないかと思うほどでした。


そうそもそもこの斎場御嶽、実は男子禁制の神域なのです。
たとえ王であってもここに入場する際は女装をしなければいけなかったとか...
とても興味深いですね。
日本本土の山々の神々はその多くが女神のため女性が入山すると女神が焼餅を焼くと中々入山できませんでしたがここ御嶽も同様だったわけです。
しかしここの神は沖縄最高神アマミキヨ。アマミキヨは女性神です。彼女はむしろしょうもない男性達に囲まれるより、女性達に集まって欲しかったんですね。




美しき女神に別れを告げて私たちは元来た道を駐車場に戻りました。
そして次の場所に出発です。


<17:10 斎場御嶽 出発>

さて次回は沖縄を訪問した日本人なら必ず訪れなければならない場所に向かいます。

このページで作成したMMDポーズデータをDLできます。


https://docs.google.com/open?id=0BwQDs72rXVp8MlV5UERVbDRVX2M
https://docs.google.com/open?id=0BwQDs72rXVp8MDI1WE9scmVHOG8


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